まるで鎧を着ているようなこの動物。 「ジャワサイ」です。 インドネシアのジャワ島に生息していることから「ジャワサイ」という名前が 付けられたそうです。 体長約3.5m、肩高約1.6mで、サイの中では最も体が小さい方です。

現在、サイは、クロサイ、シロサイのアフリカサイと、インドサイ、スマトラサイ、ジャワサイの3種のアジアサイに分けられます。 残念なことに、この5種類のサイはすべて絶滅危惧種に指定されています。

世界自然保護基金は、絶滅危惧種リスト「Red List」を作成し、世界中の絶滅危惧生物を管理しています。 通常の 絶滅危惧種は、絶滅危惧IA類（CR）から軽度懸念種（LC）に分類されます。 クロサイ、スマトラサイ、ジャワサイは絶滅危惧IA類（CR）に指定されており、 インドサイは絶滅危惧II類（VU）、シロサイは準絶滅危惧種（NT）に指定されています。

絶滅危惧IA類（CR）のスマトラサイは世界で30頭、ジャワサイは18頭しか残っていない深刻な状況です。 サイがこのように 深刻な絶滅の危機に瀕している理由は、やはり人間の違法な密猟 때문입니다. サイを違法に狩猟する人たちは、サイの角を狙って近づきます。 サイの角には薬効があると噂されているからです。 そのため、Saving the Wildという 動物保護団体は、サイが狩猟されるのを防ぐために、わざとサイの角を切り取ることまでしたそうです。サイの角は爪と 似ているため、痛みや出血もなく切り取ることができるそうです。驚くべきことに、動物保護団体のこのような活動の後、サイの違法な密猟が 目に見えて減少したということです。

サイは、違法な密猟に加えて、人間の開発による生息地の破壊、気候変動によっても脅威にさらされています。 多くの人々がサイの保護のために 保護区の指定などの努力をしていますが、何よりも緊急なのは、違法な密猟問題が解決されることです。